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63計画(六本木3丁目計画)
2000
当計画は改築工事という工事種目的のために、既存の建物の特性に注目することが重要であると考えた。
「既存建物」は新築工事における「敷地」と見なすべきである。そこには大きな縛りもあるが、状況を好転させる手がかりもあるのである。
既存建物は「外部テラス」と道路斜線の制限により発生した「2つのファサード」といった、3枚の「面的構成」から生まれていると判断できる。
そこで既存建築が秘めているこの「面的構成」に注目し、この可能性を積極的によい方向へ導くことが大切であると考えた。